龍里壇キル 용리단길
龍山発、一人のシェフが仕掛けた食の連鎖でいまソウルで最も話題の通り
最寄駅
客層
ソウル 25 区 · 漢江の江北
どんな街?
龍里壇キル(용리단길)は、4・6 号線の三角地(삼각지)駅から新龍山(신용산)駅方面へ伸びる、一本の細い通りとその路地の総称です。「용산(龍山)」と、ソウルの代表的なグルメ通り「경리단길(経理団通り)」を掛け合わせた造語で、2021 年ごろから口コミ主導で定着しました。
目印になる大きなランドマークはなし。ただ三角地の交差点から細い道を 3 分も歩けば、ベトナム食堂、香港中華、立ち飲み日本酒バー、炭火焼きの豚肉店が、まるで編集された棚のように交互に現れます。
この街の特徴は、南ジュンヨン(남준영)というひとりのシェフ兼事業家が「효뜨」「꺼거」「굿손」「키보」「남박」「사랑이 뭐길래」といった複数ブランドを数百メートル圏内にぎゅっと集中させていること。個々の店の力というより、街ひとつを「食のミシュラン通り」として編集してる感じです。
客層
訪れるのは 20 代後半から 40 代前半が中心。他の急伸エリアに比べて 30 代の比率が目に見えて高いのが特徴です。理由はシンプルで、予約必須のレストラン文化が根付いてるから。週末のランチで一人 3〜5 万ウォンを使う層が、自然とこの街を選ぶようになってます。
カップル客とビジネス会食の中間くらいの、落ち着いた客層が主力。観光客も増加中で、日本人と中国語圏の姿が目立ちますが、まだ街の肌理が壊れるほどじゃないです。
店の言語対応は韓国語中心で、英語メニューを置く店は半分前後。人気店はアプリ「CatchTable」での事前予約が前提で、当日飛び込みだと 2 時間待ちは覚悟してください。
街のあゆみ
もともとは戦後の在韓米軍基地に近くて、軍関連の住宅と小さな食堂が残る静かな住宅街。
大きな転機は 2019 年、南ジュンヨンが「효뜨」を開いたこと。ここを皮切りに、同一事業者が連続的に 10 軒以上を近所に出店して、2021 年ごろから「용리단길」の呼称が SNS で爆発的に広まります。
2022〜2023 年には彼以外の独立店も次々と参入して、いまは南シェフ系列と独立店が半々くらい。2025 年現在も新規開業は続いていて、聖水洞とは違う「飲食特化・ウェイティング前提」の街として独自の色を固めつつあります。
歩きかた
昼のピークは 12〜13 時、夜は 19〜21 時。週末の土曜夜は人気店の待ち時間が 90 分を超えるので、可能なかぎり事前予約を。
キボみたいな立ち飲み店は予約不可で、夕方 16〜17 時の開店直後が狙い目です。動線は三角地駅 1 番出口から北へ進むのが標準。5〜10 分圏内にほぼ全ての名店が集まってるので、1 日で 2〜3 軒のはしごは現実的。
月曜定休の店が多いので、月曜は隣の漢南洞(한남동)や解放村(해방촌)に流すのが無難です。