SEOUL AREAS — ソウル エリア図鑑 50 エリア収録 / 最終改訂 2026-04-20
静か 西大門区서대문구ソデムング

梨大 이대

かつてのロードショップ聖地。カフェ転換の途上にある、静かな学生の街

最寄駅

2 이대 梨大

客層

10-20代 52% 30-40代 30% 50代以上 18%
江北 서대문구ソデムング 西大門区
Han River · 한강 西大門

ソウル 25 区 · 漢江の江北

女子大門前学生の街カフェ転換期静かな散歩ローカル飯

どんな街?

梨大(이대)というのは、梨花女子大学(이화여대イファヨデ)の略称であり、同時に最寄りの地下鉄 2 号線の駅名でもあります。大学の正門から駅まで続く約 250m の通りが、この街の全体です。

2000 年代の梨大は「女性ショッピングの聖地」として有名でした。化粧品・衣料品のロードショップが通り沿いにぎっしり並び、週末は混雑で歩くのが大変なほどでした。でも 2010 年代以降、オンライン通販の浸透・コロナの影響・キャンパスのオンライン授業化が重なって、空き店舗が目立つようになっていきます。

今の梨大を歩くと、明らかに静かです。全盛期との落差を嘆く声もありますが、別の言い方をすれば「ゆっくり歩ける空気になった」ということでもある。2025 年には梨大駅〜正門のエリアを「カフェ特化通り」に整備する計画が서대문구で検討されており、街は次の形を探しています。

正門を入ってキャンパス内に進むと、女子大のキャンパスとは思えないほど広い敷地に吸い込まれます。大学本館は韓国近代建築の傑作として知られていて、建物を見るだけでも来た価値があります。

客層

在学生と周辺住民が中心です。近年は外国からの留学生・交換留学生の姿も増えています。かつての「ショッピング客で通りが溢れる」光景は今はなく、カフェでゆっくりする学生のグループが多い印象です。

観光客はほとんど見かけません。日本語・英語メニューを置くカフェや飲食店はまれで、ほぼ韓国語だけの環境です。ただ、スマホ翻訳を使えば注文は問題なく、「静かな女子大街を歩く」体験は十分できます。

街のあゆみ

梨花女子大学は 1886 年創立の韓国最古の女子大です。1977 年に現在地(西大門区)に移転し、周辺の商業地が発展していきました。1980〜90 年代は女性ファッション・コスメの発信地として全国的な知名度を持ちました。

2010 年代中頃から商業の活力が陰りはじめ、2016 年の廃業ラッシュで「梨大商圏の崩壊」と報じられることもありました。2020 年代に入って、大学通りは少しずつ飲食・カフェ中心に業種転換が進んでいます。

歩きかた

地下鉄 2 号線「이대」駅の 2 番出口が、メインストリートへの入口です。商店街を抜けてそのまま進むと正門に着き、そこからキャンパス内の散策もできます。

梨花キャンパスは大学の授業日(平日)でも開放的なので、日中であれば建物の外観や中庭を自由に見てまわれます。周辺の카페で一息ついたあと、隣の新村(신촌シンチョン)や弘大(홍대ホンデ)へ移動するルートが、このエリアの使い方として一番しっくりきます。週末より平日の方が、静かさを楽しめます。

このあと、どこへ