SEOUL AREAS — ソウル エリア図鑑 50 エリア収録 / 最終改訂 2026-04-20
古参 麻浦区마포구マポグ

孔徳 공덕コンドク

路線が4本交わる交通の要所。足발通りと会社帰りの飯屋が並ぶ働く街

最寄駅

5 공덕コンドク 孔徳
6 공덕コンドク 孔徳
K 공덕コンドク 孔徳
A 공덕コンドク 孔徳

客層

10-20代 28% 30-40代 52% 50代以上 20%
江北 마포구マポグ 麻浦区
Han River · 한강 麻浦

ソウル 25 区 · 漢江の江北

オフィス街足발通りローカル飯経義線沿い昼飲み

どんな街?

孔徳(공덕コンドク)は、地下鉄 4 路線が交わる乗換駅の街です。5・6 号線、京義中央線、空港鉄道——これだけ路線が集まっているのに、観光客はほとんど降りません。降りるのは、この街で働く人か、この街に用事のある人だけです。

駅を出ると、バックオフィスのようなオフィスビルとメディア関連会社の看板が目に入ります。MBC・SBS・JTBC の本社・スタジオがまとめて麻浦区(마포구マポグ)に集まっているので、孔徳はいわばソウルの「テレビ・ラジオの裏口」。AD やカメラマンが普段着で歩いている街です。

街の個性がいちばん出るのは、孔徳洞の足발(족발チョクパル)通り周辺です。数十年続く豚足専門店が並ぶ横丁で、昼すぎから酒が入っている席も珍しくない。観光地でもなく、SNS スポットでもなく、そういう街です。

もう一本の顔は、京義線森の道(경의선숲길キョンイソン スッキル)沿いの変化です。線路跡に整備された緑道に沿って、カフェや小さな飲食店が少しずつ増えています。まだ聖水や延南洞ほどではありませんが、週末の午後に散歩するくらいの密度にはなってきました。

客層

平日の昼は、スーツ姿かジャケット姿のオフィスワーカーが圧倒的多数。30〜40 代が中心で、定食屋やランチセットをまわる動きが主です。夕方以降は少し緩んで、同僚との焼肉・居酒屋タイムに移行します。

週末になると顔ぶれが変わって、経義線沿いを散歩する若いカップルや、フリッツコーヒーを目指してやってくるコーヒー好きが混じります。ただそれでも「観光客の街」にはなっておらず、圧倒的にローカル比率が高い。メニューは韓国語のみの店がほとんどです。

街のあゆみ

もともとは麻浦区の住宅地・市場として発展したエリアです。孔徳市場(공덕시장コンドクシジャン)は戦後からの歴史があり、鮮魚・精肉・乾物が今も並んでいます。

2000 年代に入って地下鉄各線の孔徳駅が整備されると、乗換拠点としての機能が高まりました。同時に、麻浦区への企業・メディア局の移転が続き、オフィス街の色が強まります。2010 年代以降は京義線の廃線跡が「경의선숲길(京義線森の道)」として整備され、沿道が少しずつにぎやかになっています。

歩きかた

メインの観光スポットというものが存在しない街なので、「孔徳に来た」というより「孔徳を通り道にして、京義線沿いを歩く」くらいの気持ちが合っています。延南洞方向へ北上する緑道コースが歩いて 20 分ほどで、散歩ついでに一杯というのがここにいちばん似合う過ごし方です。

孔徳市場は平日の午前〜昼すぎがにぎやか。足발通りは昼すぎから店が開き始め、夕方が本番です。フリッツコーヒーは土日に並ぶことがあるので、平日の午前中がおすすめ。駅からは 5 号線・6 号線の 3 番出口付近が市場と足발通りへのアクセスがいいです。

このあと、どこへ