SEOUL AREAS — ソウル エリア図鑑 50 エリア収録 / 最終改訂 2026-04-20
ホット 西大門区서대문구ソデムング

延禧洞 연희동ヨンヒドン

静かな住宅街に名店が点在。スペシャルティコーヒーと中華グルメの聖地

最寄駅

2 홍대입구ホンデイック 弘大入口
A 홍대입구ホンデイック 弘大入口

客層

10-20代 42% 30-40代 45% 50代以上 13%
江北 서대문구ソデムング 西大門区
Han River · 한강 西大門

ソウル 25 区 · 漢江の江北

スペシャルティコーヒー中華グルメ住宅街カフェ静かな路地文化人の街

どんな街?

延禧洞(연희동ヨンヒドン)は、弘大(홍대ホンデ)の喧騒から10分も歩けばたどり着く、静かな住宅街です。急坂と低層住宅が続く路地に、スペシャルティコーヒーの名店と中華料理屋が混在しているのがこの街の個性。

延禧洞が「ソウルの中のアジア」と呼ばれるのは、ここが長年にわたって在韓中国人コミュニティの集積地だったからです。本格的な中国料理店が集まる「연희맛길(연희맛길ヨンヒマッキル)」は、ソウルのなかでも独特の食文化を持つエリアとして知られています。

その中華グルメの路地に、2010年代後半からスペシャルティコーヒーの店が入り始め、センスのいいカフェとブランチスポットが増えました。弘大・延南洞ほど混まず、地元の人の気配が濃い——それが延禧洞を好む人が口をそろえて言うことです。

客層

30〜40代の割合がソウルの新興エリアのなかでは高めです。コーヒーを丁寧に選ぶ人、週末の午前に静かに過ごしたい人。弘大や延南洞の雑踏を避けて来る地元っぽい人たちが中心です。

観光客の比率はまだ低め。日本人旅行者に見つかりはじめていますが、いわゆる「観光エリア」ではありません。韓国語だけの環境が多いので、翻訳アプリは必携です。知る人ぞ知る、という感じが長続きしているのは、駅から少し歩く立地も関係しているかもしれません。

街のあゆみ

延禧洞が「文人・文化人の街」として知られた歴史は古く、1970〜80年代には文学者や芸術家が住んでいた時代があります。大きな敷地に低層の邸宅が並ぶ街の骨格は、その時代から変わっていません。

在韓中国人の飲食店が集まるようになったのは1990年代ごろで、それが「연희맛길」という固有名詞を生みました。2018年ごろからスペシャルティコーヒーの名店が相次いで開業し、「コーヒーを飲むためにわざわざ来る街」としての評判が定まりました。

延南洞(연남동ヨンナムドン)が週末に混雑する反動で、「静かにゆっくりしたい」層が延禧洞へ流れてくる傾向も顕著です。住宅街のなかに名店が潜んでいる構造は、ある程度は守られ続けそうです。

歩きかた

弘大入口(홍대입구ホンデイック)駅の 3番出口から北に上る坂を登ると延禧洞に入ります。緩やかな丘の上に路地が広がっているので、地図よりも足で探す感覚で歩くのが正解です。

食事は中華料理街の「연희맛길」へ。간짜장(간짜장カンチャジャン)や중화요리(중화요리チュンファヨリ)を昼に食べてから、午後はコーヒーショップを回るのが王道コースです。月曜定休の店が多いので、週末の訪問がおすすめ。弘大・延南洞と組み合わせて、延南洞から歩いてくるルートも気持ちいい。

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