大学路 대학로
100棟超の小劇場が密集。演劇と詩と学生が呼吸する手触りのある街
最寄駅
客層
ソウル 25 区 · 漢江の江北
どんな街?
大学路(대학로)を歩くとポスターだらけです。駅の出口から路地の壁まで、公演のちらしが隙間なく貼られています。ここはソウルでいちばん劇場が密集した街で、300 席以下の小劇場が 100 棟以上あります。
なぜここに劇場が集まったかというと、1975 年まで서울대학교(ソウル大学校)の文理大がこの場所にあったからです。大学移転後、残った建物に演劇・文化系の団体が次々と入り、1985 年ごろには「演劇の聖地」として定着しました。街の名前「大学路」は文字通り「大学の通り」で、학생(学生)文化の根が今も深い。
中心はマロニエ公園(마로니에공원)です。栗の木の大木が何本もある広場で、週末には野外パフォーマンスや小さな展示が出ます。公園を囲むように劇場・カフェ・書店が並んでいて、昼から夜まで人が絶えません。
観劇目当てではなくても、路地を歩くだけで街の文化的な密度が伝わってきます。台詞を反復練習している声が窓から漏れてきたり、公演のチラシをデザインしているらしき人が路肩に座っていたり——そういう「手触りのある街」です。
客層
平日昼は大学生が多く、語学学校や塾通いの学生も混じります。夕方以降は観劇客の比率が上がって、カップルや友人グループで来ている人が目立ちます。
年齢層は全体的に若め。ただし演劇ジャンルによって客層が違っていて、ミュージカルはティーン〜20 代の女性客が中心、ストレートプレイは 30 代以上の観劇慣れした層が来ることが多いです。観光客は少なく、韓国語のみで公演が進むので、言葉の壁は高い。まず「空気を吸いにくる」気持ちで歩くのが合っています。
街のあゆみ
1975 年のソウル大学移転後、アートセンター(현재 아르코예술극장)が 1981 年に開館し、周辺に小劇場が増え始めます。1985 年の「서울연극제」(ソウル演劇祭)定着で一気に演劇の街として認知が広まりました。
バブル期の 1990 年代は商業ミュージカルへの移行も進みますが、2000 年代以降も「実験演劇の発信地」「新人俳優の登竜門」という地位は変わっていません。ロングランの作品(「한뼘사이」「쉬어 매드니스」など)が複数年にわたって上演され続けているのも、この街の特徴です。
歩きかた
公演は夕方 4 時・7 時 30 分開演が多いので、16 時ごろまでに到着してマロニエ公園で時間をつぶすのがちょうどいいリズムです。チケットはインターパーク(티켓 인터파크)や NOL チケットでオンライン購入が確実。当日券は小さな窓口で扱っている劇場もあります。
食事は公演前の早めに済ませておくのがコツ。公演後の夜 10 時以降は居酒屋・屋台が開いているので、終演後にそのまま飲みへ流れるのが地元流です。恵化駅(혜화)2 番出口を出て北側の通りが、劇場密集ゾーンへの入口です。