東廟 동묘앞
古着の聖地。掘り出し物を探してZ世代が集まるヴィンテージ天国
最寄駅
客層
ソウル 25 区 · 漢江の江北
どんな街?
東廟(동묘앞)は、ソウルで最も分厚いヴィンテージ古着の街です。地下鉄 1・6号線の東廟前(동묘앞)駅を降りると、すぐに古着の山と骨董品の匂いが広がります。
通りはT字型に広がっていて、「구제 옷거리(구제 옷거리)」と呼ばれる古着エリアと、骨董品・インテリア雑貨のエリアに分かれています。露店の間にはセレクト系のヴィンテージショップも増えていて、屋外で積み上げた古着から、店内で丁寧にキュレーションした一品まで、値段も品ぞろえも幅が広い。
近年の変化は、Z世代のファッション好きが大量流入したことです。2020年ごろからインターネットで「掘り出し物を安く手に入れるなら東廟」という情報が広まり、週末には若い人の姿がぐっと増えました。古着をすでに身につけているおじさんたちと、スマホを構えてコーデを撮影する若者が、同じ通りを歩いている光景が面白い。
客層
若い年代と年配の常連客が半々くらい、というのが正直なところです。もともとはフリマ感覚で服を買う地元の高齢者や、業者として古着を仕入れる人が中心でした。そこへ最近、原宿系・ストリート系が好きな 10〜20 代が加わった形です。
観光客も増えています。日本人はとくに古着目当てで来る人が多く、韓国語だけの環境でも身振り手振りとスマホの翻訳で十分やり取りができます。値段の交渉(네고 / 네고)もここでは日常的で、数千ウォン値切るのは普通のやり取りです。
街のあゆみ
東廟という名は、敷地内にある東관왕묘(동관왕묘)、つまり三国志の関羽を祀った朝鮮時代の廟から来ています。もともとこの周辺は清渓川(청계천)沿いの中古品市場として長い歴史があり、1970〜80年代からリサイクル衣料の集散地でした。
2010年代までは「おじさんの街」として知られていましたが、2020年前後にSNS上でヴィンテージブームが盛り上がると状況が変わります。ファッション系 YouTuber やインスタグラマーが「東廟の掘り出し物」を紹介したことで、若者が一気に流入しました。
いまは古参の問屋型の店と、若者向けにキュレーションされたヴィンテージショップが並存しています。価格は上昇傾向で、人気ブランドのアイテムは「言い値」になりがちですが、掘り出し物が消えたわけではありません。
歩きかた
日曜の朝が勝負です。週に一度しか開かない露店もあり、早朝からベテランバイヤーが動いています。一方、土曜は週末サイクルで品物が補充された直後で、ゆっくり選びたい人にも向いています。
服だけ見るなら東廟前3番出口から北へ直進。骨董品・インテリア雑貨も見たいなら1番出口方向へ回ると見つかります。袋と現金は必須——カード不可の店がほとんどです。屋外の積み上げ古着は500〜5,000ウォンの世界、ショップ内のセレクト品は10,000〜50,000ウォンが相場感です。