仁寺洞 인사동
骨董・筆墨・伝統茶。韓国みやげを一通り見渡せる通りです
最寄駅
客層
ソウル 25 区 · 漢江の江北
どんな街?
仁寺洞(인사동)は、鍾路の北にゆるく下っていく約 700 メートルの通り。骨董、筆、韓紙、伝統茶のお店がずらっと並びます。週末は車が入らなくなって、歩行者天国に。
メインの通りは仁寺洞キル(인사동길)。表通りはお土産のお店が中心で、本格的な骨董を探したいなら一本奥の路地へ。表と裏でぜんぜん顔が違うのが、この街の面白いところです。
1980 年代から「伝統文化特区」みたいな扱いで、チェーン店も看板はハングルに揃えるルール。スターバックスの看板がハングルなのは仁寺洞店だけ、というのはよく知られた話です。建物の高さも抑えめで、歩いているときの天井感がちょうどいい。
骨董街としての勢いはいちばんのピークは過ぎました。それでも「韓国みやげを一度で見渡せる通り」として、都心のなかで独自の立ち位置を保っています。
客層
歩いているのは、韓国の 40〜60 代と、東京・大阪・台北あたりからの観光客。週末午後の歩行者天国の時間帯は一気に密度が上がって、日本語で声をかけてくる客引きや、筆で名前を書いてくれる露店の前に、小さな人だかりができます。
若い韓国の子は隣の益善洞や三清洞に流れる傾向で、仁寺洞通りそのものに長居する 20 代は意外と少なめ。日本語メニューのお土産屋さんも点在するので、言葉のハードルは低めです。
ただし夜 20 時を過ぎるとほとんどのお店が閉まって、通りは急に静かに。夜の街、という顔ではありません。
街のあゆみ
仁寺洞は朝鮮王朝のころから、絵や書が取引されていた場所。20 世紀前半に骨董店街としての形が整って、1960 年代に画廊や古書店が増え、いまの「伝統文化の通り」の性格が固まっていきました。
2000 年代に入ると家賃が上がって、お土産のチェーンが増え、老舗の骨董店のいくつかは三清洞や他の区へ。2004 年に開業した쌈지길は、70 軒以上の工芸ブースをらせん通路でつなぐ複合モールで、仁寺洞の新しい顔として定着しました。
とはいえ街全体の魅力は、やっぱり「変わらないこと」にあります。
歩きかた
歩行者天国はだいたい土日の 10〜22 時。平日の午後も時間帯で車が規制されます。いちばん歩きやすいのは週末の午前中です。
鍾路3街や北村から歩くなら、3 号線안국駅 6 番出口からスタートするのが便利。쌈지길まで徒歩 5 分くらいです。
本当の骨董や伝統茶に会いたいなら、メインストリートから一本奥の路地へ。値札のないお店では、買う前に値段を聞いて書き留めるのが、昔ながらの作法です。日が落ちると閉店が早いので、夜に訪れる街ではないことだけ覚えておいてください。